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病院嫌い?病院好き?

【2004年11月06日】

 連日の新潟の地震と水害のニュースは、心を痛くさせます。一日も早く元の生活に戻れるように願っています。
 逃げ場がないということは、本当に恐ろしい。10数年前から、今の言葉で言うなら「パニック障害」の私。産後の調子が悪いことに加えて、環境の変化、育児ストレス・・・重なった理由はたくさんありそうです。「パニック障害」では死なない・・と何度お医者さんに言われても、パニックになった時の思考回路は違います。突然胸が苦しくなる、心臓が口から飛び出しそうになる、一瞬のうちに「死」の恐怖と闘わなければなりません。そのため「広場恐怖」→人の前に出るのが恐くなる、自分が自由に逃げ場を持てないところが恐い、例えば、美容院、高速道路、乗り物、渋滞の中、レジの列など。「予期不安」→いつパニックになるかわからないとびくびくしている。というような、パニック自体に加えて余分な不安も持つようになります。そんなになった自分が受け入れなくなって落ち込んだり、この悩みから一生解放されることがないのではと悲観的になったり、周りの人のお荷物になっているのではないかという自信のなさで、情けないの一言です。私は、長い道のりの中で、幸運にも心を許せるお医者さんとの出会い、カウンセラーの先生との出会いがあり、周りの人の理解も得て、今の回復しつつ私がいます。
 先日、ようやく歯医者に通えるようになりました。歯医者さんも自由になれない場のひとつ。治療の音も機具も恐怖を倍増させる場です。かかりつけの歯医者さんなので、私の恐がりは有名なもの。しかし、今回、しばらくぶりの診察だったので、問診表には「パニック障害」と記入しました。2回目に行った時、仕事の合間だったので、予約ぎりぎりに駆け込んだこと、忙しい日だったので昼食を食べてなかったこと、行っていきなり麻酔をかけられたこと・・などが重なって、心臓がドキドキしてきました。今までだったら極限までお利口さんをする私だったのですが、それではもっとひどくなるのを知ってからは、不安な時は、ちゃんと言うようになりました。後から考えれば恥ずかしい話ですが、歯医者さんに脈をとってもらい、技工士さんに手を握ってもらい、無事治療は終了!それからもすでに10回近く通っているのに、まだ、きのうも治療の途中に「麻酔があわなくて死にませんか?金属アレルギーではないですか?」なんて聞いたりして・・(笑)「大丈夫ですよ、こんなに何回も治療して何もないのですから、それは考えにくいですね・・」というやさしい答え。
 患者になったら、良い子ではなく、わがままな子になった方が病気の治りが早いと聞いたことがあります。お医者さんや看護婦さんからすれば、とても迷惑な話でしょうが、不安を持ったままでは、回復が遅いと思うのです。新潟で土砂に埋もれた車の中から助けられた2歳の男の子。「死」の恐怖を持っていなかったのが助かった要因のひとつとも報じられました。不安というものは、人を悲観的にしますから。
 病院は大嫌い、でも治療せずにおいておくのは、いつも不安を感じているのでもっと恐い。友達は、私のことを「病院好き」と言います。


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