大豆イソフラボンって?

【2004年05月24日】

 うちの家のすぐ近くに、最近、大きなドラッグストアーができました。早速行ってみたら、おもしろすぎる!!薬はもちろんのこと、健康食品や化粧品、日用品や食料品などがあり、目が回るくらいいっぱいの商品が陳列されています。最近、歳とともにお肌と健康に気を使うようになった私は興味津々です。つい足をとめて見入ったコーナーは、“豆乳”と書かれたものばかりがおいてあるところでした。豆乳ローション、豆乳乳液、豆乳石鹸、豆乳パック、豆乳入浴剤、豆乳低反発枕というものまでがありました。(もっとびっくりは、納豆ローション!?)
 豆腐屋の娘としては、家から30メートルも歩いていけば工場があって、「お豆腐ちょうだい」「豆乳ちょうだい」と言っていけば、いつでも手に入っていたものなので、ちょっと意外。何がこのコーナーの魅力なのかと思いました。どの製品の説明を読んでも“大豆イソフラボン”という言葉が書かれていました。「いったいそれは何じゃ~」と調べてみたら、<大豆胚芽に含まれるフラボノイドで、女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをするもの>とありました。それで、更年期障害にもいいとか、お肌にもいいという風になるのです。豊胸にもいい・・・?これは小さい時から豆腐を食している私には証明できないものなので、うっそ~??って感じですが。
 とにかく豆乳や豆腐をはじめ納豆などの大豆製品には、今流行りの“大豆イソフラボン”というものがあるらしいのですが、昔から“畑の肉”と言われてきました。それは、人間の体に必要なアミノ酸には20種類あって、そのうちの9種類は体の中で合成されない必須アミノ酸とよばれ、その中のリジンというアミノ酸が牛肉に匹敵するくらいたくさん含まれているところからきています。要するに豆腐、豆乳、油揚げというものは、20種類のアミノ酸がすべてバランスよく取れる食品なのです。アミノ酸?どこかで聞いたような・・そうです!ダイエットにもかかせないもののようです。
 今までこんなことは考えたこともなく、普通に食べていますが、実家の味が恋しくて早速つねちゃんネットで注文してみました。実家の豆腐にお金を払って食べる・・初めてのことです。なつかしい味。お豆腐を食べて、大豆の匂いとともに、甘い!!と感じた経験はありますか?実は、本当においしい豆腐は甘いのです。(私はそう思います)

豆腐屋の娘

【2004年05月10日】

 2代目弘二は私とつねちゃんの父です。電気屋だったという父なのに、私は豆腐屋の父しか知りません。
 私も結婚前までは「つねちゃん」あるいは「つね」と呼ばれ、「ねぇ、ねぇ、何つねこ?」ってよく姓を聞かれたものです。「ちゃう、ちゃう、つねは恒岡のつねで、名前は由利子・・」というと、私のイメージからはかわいすぎる名前なので、皆あっけにとられていました。「つねこ・・の方が似合う・・」と。
 さて、この由利子の「利」は、両親の想いがこもっています。実は、両親にはお金がなかった。豆腐屋が軌道にのるまでに私が産まれ、おむつを買うお金もなかったから「この子だけには利益がまわってきますように」というわけです。
 小さいながらに、父の豆腐屋魂は、目に焼きついています。豆腐好きの人なら当たり前かもしれませんが、豆腐はまず匂う。豆の匂いがどれくらいするか。そして、お皿にのせ、箸のかかり具合を見ます。やわらかさを確かめるのです。それから、何もつけずに吟味し、その後は、醤油をかけて食べます。毎日の豆腐の出来具合をこうして確かめるのはもちろんのこと、どこに出かけても豆腐や油揚げを買い、持ち帰ってはよその豆腐がどんな味なのか、値段と見合っているかの研究です。
 豆腐屋は、ご存知の通り、朝が早いです。前の日に明日の豆をつけます。豆の料をどのようにして決めるかというと、注文の分を頭に入れ、それにプラスアルファは、お天気です。
 夏は、天気がいいと冷奴、それに農繁期には、手軽に調理ができ栄養のある冷奴、冬は、寒いと鍋物というように、お天気に左右されるのです。
 さて、機械化やスーパーでの販売が進んだ今は、どのようにして豆の量を考えるのでしょうか?つねちゃんに答えてもらいましょう!

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